2011年12月13日

ヒッグス粒子、発見へ前進 宇宙の成り立ち解明へ

 

 欧州合同原子核研究機関は13日、2つの国際研究チームによる実験で、万物の重さ(質量)の 起源とされる「ヒッグス粒子」を発見できる可能性が高まり、研究が大きく前進したと発表した。 来年いっぱいデータを集めれば、ヒッグス粒子の存在を確認できる期待が膨らんできた。
 ジュネーブ郊外にある1周約27キロメートルの大型加速器で陽子と陽子とを光速近くに加速させて 衝突させ、研究チームの名前にもなっている「アトラス」「CMS」という2つの実験装置で別々に 粒子の性質を調べた。アトラスには日本から東京大学、高エネルギー加速器研究機構など15の大学・ 機関が参加している。
 2~10月の実験データを解析、アトラスの場合、ヒッグス粒子が存在する確率は98.9%だった。 物理学の世界では99.9999%だと発見となる。CERN は「ヒッグス粒子の発見というには、まだ 十分ではない」としながらも、「興味をそそられるヒントが2つの実験から出た」とコメントした。 ヒッグス粒子を巡る今回の成果は、CERN が事前に13日に発表するとアナウンスしたため、「世紀の 大発見か」と世界中で話題になっていた。


日本経済新聞 2011年12月13日
"ヒッグス粒子、発見へ前進 宇宙の成り立ち解明へ"

 

 

 

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